【3F】2室だけの民泊ルーム|アーティストが長期滞在して作品制作を行う「Artist in Residence」の構想も。
3Fの小屋裏空間では、真屋農園がまだ生産業を行っていた頃、チューリップの球根を乾燥・保存していたそうです。風通しが良いように、壁面にはあえて空気の通り道となるスリット羽が取り付けられており、この空間を何かに活用したいと考えた時に、夏は暑く、冬は寒いのが難点でした。
リノベーションする際にこの空気の通り道を塞いでしまい、全室に空調をかけることも考えたのですが、コストもかかることと、何よりも自然環境と繋がっているこの空気感こそがこの空間の魅力なのではと思い直して、それはやめました。
そこで考えたのが、このがらんとした空間に、小さなボックス型の部屋を挿入すること。その中だけを空調で整え、春夏秋冬いつでも居心地よく滞在してもらえる民泊ルームを作ることでした。
※2020年6月時点での計画図です。実施に際してプランは変更になる可能性があります。
余った面積は、ギャラリー空間として開放し、1F・2Fの展示空間と連携させて作家さんの展示会を行ったり、アーティストが長期滞在して作品制作を行う「Artist in Residence」としても使うことを考えています。
アートとは、私たち一人一人異なる個性を表現し、人に伝える人間活動です。アーティストの作品やそのプロセスに触れることは、自分とは異なる他人の思考や行動を知り、それを通じて自分自身を知り、人と人との違いを知り、理解し、認め合うきっかけになる。それこそが平和への第一歩だという思いのもと、平和都市広島からアートを通じた平和のメッセージを発信していきたいと考えています。
友人のキュレーターを迎え、アート活動に関わる実行委員会組織を準備中です。活動にご興味ある方はこちらからお気軽にお問い合わせください。
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