5月21日(土)13〜15時/【H-AIR】ひろしまアーティスト・イン・レジデンス招聘作家・是恒さくらさんお話会のお知らせ:リトルプレス『ありふれたくじら』の足跡を振り返る
2022年8月に初開催される「ひろしま国際平和文化祭」のメディア芸術部門のメイン事業である「ひろしまアニメーションシーズン2022」。環太平洋・アジア地域を中心に、全世界のアニメーションが市内一円に集う映画祭となります。( >HP >Instagram)
その中の企画の一つ、アニメーション関係者を対象とするレジデンス企画「H-AIR ひろしまアーティスト・イン・レジデンス」では、世界中の応募者の中から選出された3名のアーティストが広島市内(中区鶴見町、西区横川、佐伯区皆賀の3エリア)に半年前後の長期滞在を行い、地域リサーチや住民との交流を通じたアニメーション作品の制作を行います。
このたびミナガルテンでは皆賀エリア代表として、呉市(旧・安芸郡)音戸町出身の美術家・是恒さくらさんをお迎えすることになりました。
瀬戸内海で生まれ育った是恒さんは、水で繋がる風景や文化を追い求めて、これまで沖縄やアラスカ、東北地方から北海道まで国内外各地を尋ね歩かれてきました。そのアウトプットとしての刺繍、造形作品、そこに込められた物語を文字と共に伝えるリトルプレス『ありふれたくじら』シリーズは国内外で高い評価を得ています。
5月〜9月の是恒さんご滞在中、ミナガルテンでは是恒さんとご一緒に様々なアウトプットの機会を予定しています。
これまでの研究と制作の足跡を辿るお話会、鹿皮や毛皮を使ったアラスカの先住民の手仕事ワークショップ、このたびの滞在期間の記録をミナガルテン代表 谷口千春と交代で綴り定期配信していく「往復書簡」シリーズなど …
そして、何より、未来につながる新たな出会いをつなぐ開かれた場を皆さんと共に——
その第一弾となる機会のご案内です。どなた様も奮ってご参加くださいませ。
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美術家・是恒さくらさんお話会
リトルプレス『ありふれたくじら』の足跡を振り返る
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【概要】
日時 5月21日(土)13:00〜15:00
場所 ミナガルテン 2F シェアキッチン
会費 1,500円(お茶・おやつ付き)
*アラスカで食べられる「アクトック」(脂肪とベリー類を混ぜて作るアラスカ先住民のアイスクリームのようなもの)を再現したものをご一緒にお楽しみいただけます
【お申込み方法】
InstagramのDM、もしくは
minagarten@gmail.com までメールください。
ご氏名、所属(あれば)、お電話番号
【内容】
是恒さくらさんを囲んだお話会です。
国内外各地の海辺の町を訪れ鯨にまつわる語りを集め、刺繍の絵として表現した小冊子のシリーズ『ありふれたくじら』を題材に、スライド写真や刺繍作品を手に、是恒さんがこれまで辿って来られた足跡を振り返ります。
5/1より皆賀に滞在して20日間を経て、リサーチを通じて感じ取られた生の印象、今回の作品制作に向けた意気込みなどもお伺いしていければと思います。(聞き手:ミナガルテン代表 谷口千春)
【是恒 さくら Profile】
1986年広島県呉市(旧・安芸郡)音戸町生まれ。2010年アラスカ大学フェアバンクス校リベラル・アーツ・カレッジ美術学科卒業 学士(美術)。2017年東北芸術工科大学大学院修士課程修了。国内外各地の捕鯨、漁労、海の民俗文化を尋ね、リトルプレスや刺繍、造形作品として発表する。リトルプレス『ありふれたくじら』主宰。最近の展示に「開館20周年展 ナラティブの修復」(せんだいメディアテーク、2021)、「VOCA展2022」(上野の森美術館)など。
(写真キャプション)上から順に
1. 原画刺繍「ありふれたくじら Vol.5: 神を食べる:唐桑半島」
2. 「ひろしまアニメーションシーズン2022」キービジュアル(shunshun)
3. 是恒さくらさん @sakurakoretsune
4. 原画刺繍「ありふれたくじら Vol.1: 網地島/鮎川浜」
5. リトルプレス「ありふれたくじら」Vol.1〜Vol.6
6. リトルプレス「ありふれたくじら Vol.5: 神を食べる:唐桑半島」(見開き)